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ハーフ蒸着箔

ハーフ蒸着箔とは

ハーフ蒸着箔は、光をわずかに透過する性格を持った金属箔です。この透過性が新たな意匠性や機能性を発揮し、様々な用途に用いられている「特殊箔」のひとつです。
ハーフ蒸着箔は通常の金属箔と同じように、表側から観察した場合(表面からのみ光があたっている場合)は、反射してシルバー色(ミラー状態)に見えます。 ハーフ蒸着箔が、通常の金属箔と違うのは、裏側からの光を透過するという性格を持っているというところです。

ハーフ蒸着箔

ハーフ蒸着箔の応用

ハーフ蒸着箔の「裏側から光を透過する」という性格を利用して、電化製品のパネルディスプレイなどに活用さ れる例があります。
電化製品などのスイッチを入れたとき、裏側でLEDライトなどが点灯すると、光が透過するので、表側からその光を認識できるのです。
つまり、スイッチOFFのときはミラー状態。スイッチONのときのみ、パネルディスプレイに動作表示が映し出されるなどの演出効果を生み出します。
*上部写真参照

ハーフ蒸着箔のバリエーション

金属箔は、蒸着させる金属として、アルミを多く用います。
ハーフ蒸着箔は、このアルミ蒸着の膜厚をコント ロールすることによって造られるのです。
この場合、蒸着膜厚のコントロールとは、そのまま光の透過率を示します。
そして、この光線透過率を10%,20%,30%,40%などとコントロールして、用途に適したハーフ蒸着箔を製造いたします。
*下部イメージイラスト参照

ハーフ蒸着箔   ハーフ蒸着箔   ハーフ蒸着箔   ハーフ蒸着箔   ハーフ蒸着箔
光線透過率0%   光線透過率10%   光線透過率20%   光線透過率20%   光線透過率30%

ハーフ蒸着箔の用途例

演出性機能として:AV機器製品や冷蔵庫・エアコン部品などのパネルディスプレイ etc.
防犯用途として:店鋪などのマジックミラー(軽量・割れない) etc.

ハーフ蒸着箔 性能比較試験成績

試験内容 和信 A社 B社 判定基準
剥離性(g) 0.5 0.5 0.5 g 単位
箔切れ性 2-10 1-100 5-100(バリ) 5-100(Max)
耐熱性(℃) >170 >170 >170 金属印転写
ハンドルフレーク 5 5 3 評価3以上(5点法)
密着性 ニチバンセロテープ
耐水性(常温30分間) 水道水
耐溶剤性(アルコール滴下) 無水エタノール
耐溶剤性(アルコール拭き) 無水エタノール
耐熱性(70℃ 72h) 恒温槽
耐寒性(-20℃ 72h) 恒温槽
耐湿性(40℃/95%168h) 恒温恒湿槽
耐人工汗(40℃/95%168h) 人工汗(JIS 10822)
耐洗剤性(40℃/95%168h) 花王マイペット%溶液
ポリ
カーボネート
インキA 外観密着 5
5
溶剤
クラック
2
4.5
転写:ラバーロール
印刷乾燥:60℃40分
評価5点法
インキC 外観密着 5
5
溶剤
クラック
2
5
インキE 外観密着 5
5
1
5
2
5
アクリル インキB 外観密着 5
5
溶剤
クラック
1
4.5
インキD 外観密着 5
5
溶剤
クラック
2
3
インキF 外観密着 5
5
1
5
5
5

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