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塗料のお話

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3.塗装機各論

3-1.エアースプレー

3-2.エアレススプレー

3-3.低気圧霧化スプレー(HVLP)

3-4.2液エアースプレー(エアレス、エアーミックス)

3-5.静電塗装(立面静電、平面静電)

3-6.フローコーター

3-7.ロールコーター
оダイレクト ロールコーター(ナチュラル ロールコーター)
оリバース ロールコーター

3-8.真空塗装機(バキュームコーター)

3-9.自動塗装機
レシプロ型
ロータリー型


3-1.エアースプレー

エアースプレーガンとコンプレッサーから構成され、外部又は内部混合式があります。外部混合式は、ガンの外で塗料と圧縮空気を混合し、霧化してスプレーします。大部分の木工塗装はこのタイプです。
内部混合式はガン内部で塗料と圧縮空気を混合し、霧化してスプレーします。
このタイプは、高粘度塗料・接着剤・建築塗装で使用されています。 吹付作業を行なう時の条件には、粘度・吐出量・空気圧・ガンの送り速度・被塗物との距離・パターン巾の調整などがあり、個人差によっても違いがあるが、基本をしっかり知っておく必要があります。

・塗料粘度と空気圧は塗料霧化に関係し、吐出量を一定にした時、粘度が低いほど又空気圧が高いほど霧化の粒径は小さくなります。
しかし、空気圧が高過ぎると被塗物からの跳ね返りが多くなり、塗着効率は悪くなる。従って一般的な空気圧力は3.5〜4kg/cm2が標準としています。

・ガンと被塗物との距離は口径により異なりますが、一般的に大型のスプレーガンで25〜35cm、小型のスプレーガンで15〜25cm位が適当です。また、吹付けにおけるガンの運行速度は0.5m/秒が標準とされています。

・被塗物に対するガンの角度は、直角に保って吹付けすることが基本であり、均一塗膜を得る条件でもあります。塗り重ね間隔は1/2〜1/3を重ねて塗装する事が大事なポイントです。

3-2.エアレススプレー

エアレススプレーコールドタイプとホットタイプがあるが、ほとんどの場合、前者を使っています。 塗料自体に100kg/cm2前後の圧力をかけて、小さなノズルの穴の中から吐出させる方法で、圧力のかかった塗料は急激に常気圧のもとに出されると、圧力に変化を生じて霧となる仕組みを利用した塗装機です。

・塗着効率がエアースプレーの約1.5倍と良い。
・塗料の吐出量が多い。
・霧化粒子が粗く、高級塗装やタッチアップ塗装には不向き。
・自由にパターン調整が出来ない。(ノズルチップ交換で対応)

3-3.低気圧霧化スプレー(HVLP)

低気圧霧化スプレー(HVLP)0.5kg/cm2以下の非常に低い圧縮空気と1,000L/minの大量の空気で塗料を霧化させる方式です。

・塗着効率が良く、塗料の飛散が少なく、作業環境が向上する。
・タービンの回転によって、空気温度が約50℃に上がる。
・スプレーの構造が簡単な為に、調整・メンテナンスが容易である。

3-4.2液エアースプレー(エアレス、エアーミックス)

この塗装機は、主剤と硬化剤を別々に送り、破塗物に付着する前に混合する構造になっています。混合する方式は以下の様なものがあります。

 (a)圧送ラインの途中で混合する。
 (b)スプレーガンのノズル又はカップ内で混合する。
 (c)スプレーパターンで混合する。

主剤と硬化剤の混合比は、1:1、2:1、4:1がある。

2液塗装機の特徴は
 ・主剤と硬化剤を混合する手間が省ける。
 ・可使時間の制約がなくなり、混合済み塗料のムダが省ける。
 ・塗装機及び周辺機器の洗浄が容易になる。

3-5.静電塗装(立面静電、平面静電)

塗料の塗着効率を上げる為に考案された塗装機で、各種方式で霧化された塗料にマイナスの静電気を帯電させ、接地(アース)した被塗物に電気引力で効率よく付着させる塗装機です。

・エアー霧化方式
圧縮エアーにて塗料を微粒化する。
・電気霧化方式
ディスクを、1万回以上/分の高速で回転させ、遠心力及びディスク上のミゾで塗料を微粒化する。

・塗料の塗着効率が良い。
・高粘度塗料(不飽和ポリエステル塗料)の塗装が可能。
・塗装能率の向上、塗料費の節減効果。

*アース
塗装物を陽極に帯電させる為に、被塗物から接地面までを通電させなければなりません。

3-6.フローコーター

カーテンフローコーターともいい、塗料を狭いスリットからカーテン状に流し、コンベアに乗って移動する被塗物がそのカーテンをくぐるとき、塗料が塗面に乗り、塗装が行われる。余分の塗料は再び回収されて、元のタンクに戻る為、ムダのない塗装法です。
塗装機器の中で、最も均一な塗膜を最も速いスピード(40〜120m/分)で塗布する事ができます。
フローコーター

3-7.ロールコーター

回転するロールに塗料を塗りつけ被塗物に塗装する方法で、印刷の技術を塗装に転用したもの。塗料ロスがないのがこの塗装機の特徴であり、平滑な合板などにしか用いられないのが欠点です。

・ダイレクト ロールコーター(ナチュラル ロールコーター)
ロールの回転する方向と被塗物の進行方向が同じロールコーター。
ゴムライニングしたコーティングロールとスチール製のピックアップロール、バックアップロールの三つから構成されています。塗膜の調整は塗料の粘度とロールの隙間を操作して行なう。薄膜塗装を想定しており、この塗装機での厚塗りはできません。

・リバース ロールコーター
被塗物の進行方向と反対方向にロールが回転するロールコーター。
ダイレクトロールコーターに較べて、一度に厚く塗る事ができるので、下塗等に広く用いられています。

ロールコーター ※コーティングゴムロールのゴム硬度は通常No.40〜No.60が使用されている。

3-8.真空塗装機(バキュームコーター)

真空塗装機はチャンバー・テンプレート・真空ポンプ・UV乾燥炉から構成されています。原理としては、塗装チャンバーの中に塗料を入れ、減圧すると塗料の シャワーが生じます。その中を被塗物が通り、塗料が全面に付着します。次に出口に取り付けられた被塗物の断面形状をしたテンプレートを通るとき、被塗物と テンプレートの僅かな隙間から空気が減圧された塗装チャンパーの中へ向かって流れ込み、その空気の流れによって余分な塗料が掻き取られ、平滑な塗膜が得ら れるというしくみになっています。

 ・塗料ミストが発散せず、ロスがない。
 ・破塗物全面が、同時に均一に塗装出来る。
 ・長尺破塗物が能率良く塗装出来る。
真空塗装機(バキュームコーター)

3-9.自動塗装機

レシプロ型
スプレーガンを縦方向又は水平方向に自動で動かし、破塗物をオーバーヘッドコンベア(ハンガーコンベア)・ フラットコンベアで送りながら
塗装します。

ロータリー型
多数のスプレーガンを円周上に対称に配置し、回転させながらフラットコンベア上の破塗物を塗装します。

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